耳鼻咽喉科・アレルギー科
ご期待以上のご満足のために
見えるわかりやすい診療を
耳鼻科の診察は怖いというイメージはないでしょうか。
小さなお子様も、モニターにうつるレントゲン写真や鼓膜写真は興味をもって見てくれます。
そうすることで、イヤイヤと泣いていたお子様もお話を聞いてくれることもあります。
当院では、耳の中、鼓膜の所見をモニターに映したり、電子ファイバースコープ(耳鼻科用内視鏡)の所見やレントゲン画像をモニターに映し出したりして、皆様に見ていただき、わかりやすい診療を心がけます。
ファイリングシステムを導入し、過去の検査所見(各種写真、聴力検査など)を比較し、病状の変化をご自身の目で確認していただきます。
当院で行う検査
耳鼻科用ファイバー
当院で使用する電子ファイバースコープは、画像強調機能を併用することにより、粘膜表面の血管や構造の視認性が向上し、病変の早期発見が図れます。
顕微鏡
鼓膜を詳しく見ます。肉眼では見えにくいものも顕微鏡を使用することで診断を確実に行うことができます。
レントゲン
副鼻腔炎の診断だけでなく、鼻の中の粘膜の腫れや鼻中隔(鼻の左右を分けるしきり)の曲がりなども、患者様の目で見てご理解いただけます。
鼻閉の要因の一つにアデノイド肥大がありますが、アデノイドの大きさを診ることもできます。
咳が続いている方には胸部レントゲンの撮影も行っております。
聴力検査
防音室の中で、オージオメーターという機器を用い、音が聞こえるかどうかを調べる純音聴力検査を行います。
「聞こえるけど何を言っているかわからない」という方には、言葉の聞き取りをみる語音聴力検査も行います。
検査が難しい乳幼児のお子様は、OAEスクリーナーという装置を用い聴力検査を行うことができます。
ティンパノメトリー
鼓膜に圧を加えて、鼓膜の動きをみる検査です。鼓膜の内側(中耳)に液が溜まっていると、鼓膜の動きが悪くなるため、中耳炎の診断に役立ちます。
その他、顔面神経麻痺の部位診断や耳小骨の異常の有無を知るのに役立ちます。
エコー検査(超音波検査)
頸部のリンパ節の腫れや、頸部腫瘤、甲状腺疾患などの診断が可能です。また、頸部の血管を見ることで、頸動脈狭窄の程度、動脈硬化の程度をみることができます。
いびき・睡眠時無呼吸検査
いびきが大きいといわれる、息が止まっていたと言われた、日中に強い眠気を感じる、倦怠感がある、熟睡感が得られないという方は、ぜひご相談ください。
上気道(鼻、のど)の状態を診たうえで、治療方法についてご説明いたします。
また、ご自宅で行うことができる無呼吸検査をご案内いたします。
アレルギー検査
・鼻汁好酸球検査
鼻汁に好酸球が出現しているかどうかを見ることでアレルギー性か否かの指標となります。
・イムノキャップ
少量の血液で、20分ほどで結果がでますので、当日に結果をお伝えすることができます。
ただ、主なアレルギーの原因物質(アレルゲン)8項目に限られています。
血液検査が苦手なお子様や代表的なアレルゲンについてだけ知りたい方にはお勧めです。
・特異的IgE抗体測定法(RAST法)
アレルギー体質の人の血液中には、特定の抗原と反応する抗体が存在するため、この抗体の有無を、免疫的に検出する検査法です。
数mlの血液を採取して調べます。結果がでるのに1週間かかりますが、それぞれのアレルゲンについて、詳細な結果が分かりますので、様々なアレルゲンを調べたい方にはお勧めです。
そのほかの設備・治療
CO2(炭酸ガス)レーザー
鼻づまりがひどい方、薬が合わない方、薬の効果がない方、ご相談ください。
炭酸ガスは鼻の粘膜の浅い層のみを凝固し、内部組織にダメージを与えません。
処置がつらくないように、30分ほど時間をかけて麻酔を行います。実際の処置の時間は5分ほどです。器具の消毒と感染対策にも十分に配慮し、有効で安全な手術を行います。
スーパーライザー(近赤外線治療)
スーパーライザーは、組織深達性の高い波長帯の近赤外線をスポット状に高出力照射する光線治療器です。障害のある部位の血流を改善し、症状を緩和します。耳鼻科領域では、星状神経節照射をおこなうことで、めまいや耳鳴り、神経痛、顔面神経麻痺といった様々な疾患の治療に用いられています。
照射による皮膚の刺激や痛みはなく、安全で副作用のない治療法です。
ネブライザー
薬剤を細かな粒子にして、鼻の奥や副鼻腔、のどの粘膜、気管支へ到達させる器具です。
気道を扱う耳鼻咽喉科では不可欠な治療法です。
ネブライザーは、パーティションを設け、間隔を開けて使用します。
感染症が疑われる患者様の使用は行わず、患者様ごとに器具の消毒だけでなく、接触部もすべて次亜塩素酸ナトリウムで消毒を行います。